インタビュー

システム開発にはバランス力が必要。ソリューション事業部 開発グループ マネージャ 亀野 弘嗣

Q 自分のセールスポイントは?

私のセールスポイントは、過去の経験を活かして統合的なソリューションの企画、設計、開発が可能なことです。

私は過去に大手企業の社内SEとして多種多様な仕事をこなしてきました。その経験を生かし、インフラ面を含めたアプリケーション開発から運用までの一連のライフサイクルを考慮した上で最善のソリューションを提案することが可能です。

ソリューション提案では、ある特定分野にのみ深く精通するより、幅広い知識と経験を持ち合わせている方が有利だと思います。幅広い知識をもとに膨大な選択肢の中から、顧客の実現したいことに最もマッチした提案をすることが可能になりますので、正確でスピーディな開発が可能になります。

また、使い古された安定した技術だけではなく、新しい技術を実際のプロジェクトにどのように適用し、どのように迅速な開発を実現するかを常に模索しています。そのために私は日頃から様々な媒体を通じて情報収集をするよう心がけています。

Q 開発をする上で最も重要視していることは?

色々な意味で「バランス」は重要ですね。

ここでのバランスというのは、単にQCDの問題だけではなく、開発メンバーのスキルやスケジュール調整等のマネジメントに関するバランスなど、様々な意味合いがあります。もし何も制限が無い環境でシステムを開発するのであれば、こういったバランスはそれほど必要でありませんが、現実では様々な制限の中で開発しないといけませんので、バランスは非常に重要だと考えています。

例えば出張することを考えた場合、移動には飛行機や新幹線、バスやタクシーなど様々な手段が考えられます。単純に速度だけを見ると飛行機が一番優れているように思えますが、飛行機の待ち時間や空港までの距離等を考えると、最善の選択とは言えない場合もあります。つまり実際に移動手段を選択する場合は、スピードだけではなくコストや天候の変化、立地条件など様々な要因のバランスを考慮した上で決める必要があります。

これは当たり前のことのようですが、実際の開発になると考慮すべきことが膨大な範囲に及ぶため、上記のバランスを見失ってしまうことがありますし、実際に開発現場でバランスを見失い、デスマーチに陥っている現場をたくさん見たことがあります。

物事を選択する場合は常にトレードオフが存在するものだと意識して、どこが上がってどこが下がったのを確認しながら、バランスを維持することがシステム開発で重要なことだと思っています。

Q 優れたエンジニアの条件とは?

広い視野を持っているエンジニアは優れたエンジニアだと言えますね。

どの分野のスペシャリストであっても、専門ではない分野にもある程度は視野を広げておく必要があると考えています。というのも、自分の専門分野の中だけで考えるソリューションと、様々な分野を含めて考えられたソリューションでは、最善の成果にマッチする可能性に大きな差が出てくるからです。

例えば、リリース済みのアプリケーションのパフォーマンスが出ないという状況が発生したとします。プログラム中心の狭い視野を持ったエンジニアは、おそらくプログラムの改良にばかり目が行ってしまうでしょう。しかし幅広い分野の知識をある程度保有した視野の広いエンジニアは、ハードウェアのスケールアップやスケールアウトによりパフォーマンスチューニングができることを知っているため、改善できる可能性は高いでしょう。

つまり、広い視野は多くの選択肢を提示するために必要なことであり、より高度なレベルのソリューションを提案できる能力だといえます。それこそが優れたエンジニアの条件だと私は考えています。

Q 独自のモチベーションアップ術は?

二つあります。一つは「今の状況を楽しむ」こと、もう一つは「新しいことにチャレンジする」ことです。

「今の状況を楽しむ」というのは、物事を楽観視するということではありません。まず、良い状況であれ悪い状況であれ、なぜ今の状況になったのかを考えます。そして、予防策や新しい手段などを見つけ出します。そして、もし同じ状況が発生した場合、それらを適用してどうすれば成功に導くことができるのかを考え、そのために必要なことは何かを考え、目標を設定し、その目標に向かって努力しようと考えることで、私はモチベーションをアップすることができます。

もう1つの「新しいことにチャレンジする」ということですが、新しいことにチャレンジする状況でモチベーションがダウンする人はいないですよね。たとえモチベーションがダウンしていた場合でも、違う分野の新しいことにチャレンジすることで、前向きに考えることができるようになります。

Q 「システム開発」を一言で表現すると?

良くも悪くも無限大。

ソリューション事業部 開発グループ マネージャ亀野 弘嗣(かめの こうじ)

ソリューション事業部 開発グループ マネージャ亀野 弘嗣(かめの こうじ)

これまで主にMicrosoft .NETを利用した統合的なソリューションの企画、設計、開発に携わっていた。
また、過去の社内SE時代の多様な経験を生かし、Active Directory構築、WindowsNT4.0Server マイグレーションなどのインフラ関連の実績が豊富である。
現在は、リーン・スタートアップ、Ruby on Rails、AWS、Herokuなどを採用して、自社製品開発に取り組んでいる。

保有資格
MCITP / MCSD for Microsoft .NET / SJC-P / XML Master Basic

著書等

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